何時も安全運転 ご苦労様です。
道路のパーキングの脇を見ると必ずと云ってよい程、コンビニの袋に入ったゴミが落ちています。
全てでは無いものの、トラックドライバーが捨てて行ったゴミが殆どです。
ゴミをポイ捨てするドライバーはどう云う心境なのでしょうか？
いや、いや、確かにゴミはキャビン内にあると邪魔です、悪臭の元でも有り、気持ちは解りますけどね。
心無い一部のドライバーによって、トラックドライバーのモラルが問われており、深刻な問題です。
ゴミが捨てられている場所
今ではトラックドライバーにとっては、コンビニエンスストアーは切っても切れない関係です。
それが故、一番多いゴミは先にも話した様に、コンビニから出たゴミが大半です。
コンビニのレジ袋の中には弁当の容器、ペットボトル、飲料のカンなどです。
捨てられている場所は中央分離帯やゼブラゾーン、道路脇のパーキングエリア内である。
そして、信号待ち時の交差点付近にはタバコの吸殻が目立ちます。
要するにトラックが止まりやすい場所や、物流センター付近、工業団地付近なども多い場所です。
何故ポイ捨てするのか
トラックドライバーは1日の時間の大半をキャビン内で過ごします。
大半のドライバーの行動パターンは、納品、積込み場所付近まで行って、近くのコンビニで弁当を買い、キャビン内で待機時間に合わせて食事を摂ることが多い様です。
今やトラックドライバーは1日の拘束時間や運転時間の規制が厳しく、どうしても途中で止まって食事をしたりするこ事が難しいのも事実です。
それと、納品時間が決められており、延着出来ず、最悪の場合、工場のラインが止まってしまうと保障問題にもなりかねません。
運送事業主は荷主側への立場が弱い為、荷主の要望に対して云いなりであり、延着はダメ、時間外の入門はダメ、ましては構内にゴミを置いていく事は禁止です。
たしかに、トラックドライバーを取り巻く環境は苛酷な状態にあり、捨てる心理は解ります。
だからと云ってゴミを車外からポイ捨てして良い訳が有りません。
ゴミならまだ、まし、ペットボトルの中身は・・・
地域の冶自体の人や地区の人達が周期的に幹線道路の清掃、ゴミ拾いをしている光景を見かけます。
この間も、我が社の近くのパーキングを掃除していたボランティアのおじさんが『ゴミだけなら良いがペットボトルに入った小便や大便までかたずけるのは辛い』と嘆いていました。
そうです、路上の脇に落ちている黄金色のペットボトルの中身は小便なのです。
荷主の都合で延着が許されないトラックドライバーは現場の近くで待機します。止まっている時間が長ければ必然的にトイレに行きたくなります。しかし、首都圏などでは大型車両が止められるコンビニや公衆トイレも無い環境下にあります。
以前こんな事がありました。
前夜、構内で停泊し、朝、小便をしたくなりました。トイレは有るものの、外部者は使用禁止になっていたので駐車場の脇で立小便をしていたところを見つかり、出入り禁止になったドライバーもいました。
また、荷物を降ろした後、梱包してあったラップを『家はラップはゴミになるから運転手さん持ち帰ってね』などと云って持ち帰りさせる荷主も有ります。
じゃあ、何処で用を足すの？ラップ持って帰っても置く場所が・・・
これでは、人権を無視しています。
考えようゴミの処理
近頃は、コンビニも以前はゴミの分別箱も店外に置いてあったのが今では、殆どの店舗が中に置いてあるのが現状です。
食べた後、わざわざ店内へ捨てに行く事もはっきり云って抵抗が有ります。
しかし、コンビニで買った品から出たゴミは、次のコンビニで買い物をする時に捨てれば車内に溜まる事は無いはずです。
もっと、ドライバーがゴミを捨てれる環境を整備するのも必要です。それには運送業界やコンビニ業界、荷主の協力、理解が無ければこの問題の解決は難しいかも知れない。
ゴミは捨てればただのゴミです。
分別して所定の場所へ捨てれば資源です。云われなくてもお分かりだと思います。
理屈では分かってはいるけど、ゴミ箱まで持っていくのが面倒くさい、などの原因で路上等に捨ててしまうのは甘えた気持ちが有り、また、誰かが先に捨ててあるから良いだろう、では済まされない、不法投棄は立派な犯罪なのです。
※罰則
五年以下の懲役、もしくは、1.000万円以下の罰金、また、その両方を科す
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