いつも安全運転ご苦労様です
最近起きた大津市の強引な右折からの事故で巻き添えになり、保育園児が二名亡くなるという悲惨な事故からまだ間がありません。
ちまたで起きている強引な右折と云うことでメディアが取り上げました。
それは松本走りと言うマナーの悪さを指摘した運転です。
松本走りとは
松本走りとは、長野県の松本平地区のマナーの悪い走り方、行為等を差した言葉です。
では、どの様な走りかと言うと、交差点は一般常識だと直進車が優先です。しかし、大津市で起きた事故のように右折車両が対向車の目前を強引に右折する行為を俗に言う松本走りといいます。
すべてではありませんが右折車両が優先と云う事です。
※松本走り ユーチューブ動画
いつごろから
私が現役でまだトラックに乗っている頃20年くらい前から松本走りと云う言葉を聞いています。
当時は松本走りと云うと、交差点で対面する車が左折だと一緒に右折をしていく車を松本走りと言っていました。
まだあった松本走りの特徴
- 横断歩道で止まらない、歩行者がいるのに横断者を妨害する
- 信号が青になる直前の赤信号のうちに右折を行うフライング右折
- 信号が赤に変わっても信号を無視して前車に追従して右折を行う
- 道路を横切る場合手前側の車線の通行を塞き止めて右折または直進をする
- 優先道路へ出る際に一旦停止をしない
- ウインカーも出さずに右左折する
いずれにしろこれらの行為は道路交通法違反になりとても危険な行為で有ります。
なぜ松本走りが生まれたのか
松本市は古くから城下町であり細い道の交差点が多く、また、右折の矢印の交差点も少なかった。
そのため右折車で渋滞することが多く、それを回避するために右折車両優先ルールが生まれたのではないかと云う説があるが、私的には高齢者も多く交通ルールの認識が緩く、それと、お人柄も有りで『お先にどうぞ』の意識から始まったのではないだろうか。
そのうち、右折車を優先するのが当たり前の様になっていった経緯が想定されます。
しかし、このような危険行為をする場面は松本地域以外でも良く見かけます。
最後に
全国各地方には〇〇走りとか〇〇ルールとかあります。
いずれにしろ危険な運転、マナーが悪い、道路交通法違反に違いがありません。
道路交通法は日本全国どこへでも同じルールです。
その土地にしか通用しない右折車両優先のルールや常識は通用しません。
長野県は横断歩道に人が立っていると車が止まってくれる率で全都道府県でダントツの1位と言う結果が出ております。
しかしなぜ松本走りと言う悪名もらったのか、このような形で長野県、松本市が有名になってしまう事はいかがなものか、これを機会にもう一度考えるべきではないでしょうか。
合わせて読んで貰いたい『強引な右折から保育園児の列に飛び込み、二名の幼い命が奪われた』