バック事故における「降車確認」は本当にできるのか

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我が社では、今年にはいって間もないのにバック事故が3件も起きてしまいました。

最初のバック事故は、荷降ろし先の構内の施設の支柱に荷台後部をあててしまいました。

二回目は、トレーラーが自社の車庫で、構内の街頭の支柱にあてました。

三回目は、荷降ろし先の降ろし場に立っている電柱にぶつけてしまいました。

年が変わって1ヶ月も経たないのに3件もバック事故が起きてしまったのです。


では、このバック事故はどうして起きてしまうのでしょうか。

なぜバック事故は多いのか

大型車の事故で多いのは追突や、巻き込み事故が多いとされていますが、隠れ事故になっているのがバック事故です。

なぜ、バック事故は隠れ事故になっているのか、それは統計に載らない事故だからです。
バック事故は物損で終わるケースが多く、大きく取上げられることがないのが事実です。

中には、バック時で人を巻き込んでしまう重大な事故もありますが、ほとんどは物なのです。
しかし、相手が物なので良いか、いや、相手がたまたま物なので良かったか、なのです。

さて、前降りが長くなってしまいましたが、なぜ、バック事故が多いのか、
それは一言でかたづけてしまえば、「確認不足」です。

たしかに、確認不足からすべての事故が起きています。
言い換えれば、この確認不足がなければすべての事故は無くなるといっても言い過ぎではありません。

では、バック時における確認不足はなぜ起きてしまうのか

バック事故が起きるケースとは

誰でも後ろに目はありません。

言い換えると、後方には死角、いわゆる、見え無い部分が多いことです。
あなたは、後ろ歩きで何メートルも歩けますか、

もし、歩けたとしても2~3メートルくらいで後ろを振り返ってしまいます。
それが、トラックだと数十メートルもさがってしまえるのは何故でしょうか、

それはサイドミラーやバックカメラなどのへの過信です。
馴れからくる過信かもしれません。

それに、バック事故をおこす場合、いつもと違うシチュエーションの時が多い様です。

例えば、「普段はこの場所に〇〇が置いてなかった」「いつもと違う形でバックした」などです。

この、いつもと違うことはトラブルの前兆なのかも知れません。

また、この様なトラブルを起こす人の共通点として、落ち着きの無い人が多いのは言うまでもありませんが、意外に一点集中型の人が多いように感じます。

この、一転集中型の人に多いケースは、左右どちらかのミラーを注視しすぎて反対側の障害物に接触してしまったり、前側のバンパーの角をあててしまうことがあります。

バック事故をおこさないためには

一度、バック事故が起きると、会社から、「バック時は降車確認をしろ!」っと言われます。
また、事故を起した本人も改善策として「これからは、バック時は降車確認します」などと言い、この件は一件落着になってしまいます。

しかし、この「バック時は降車確認」は実際のところ出来るでしょうか、
一見、簡単なようで難しいことです。

よくあるパターンとして、バックギヤに入れ、バックモニターを見て、サイドミラーを確認して直ぐにさがってしまう人が殆どです。

バックする際にキャビンから降りて後方確認するドライバーはどれほどいるのでしょうか
もし、いたとしても「構内はバック時、降車確認」が義務づけられている場所しか出来ないのが事実です。

では、どうしたら良いのでしょうか、

それは、車が進入する際に危険がどこにあるのかを探す、KY(危険予知)です。
殆どのドライバーは、進入時に目視で全体を流す程度でしか確認していません。

やはり、降車して確認できないのなら、車がバックを開始する場所の手前でこれから自分がさがって行く方向を観察することです。

そして、バックギヤに入れた時、もう一度先ほどの注意するべき箇所を復習してバックすればこうしたトラブルは少なくなるはずです。

まとめ

バック事故は中々減らないのが事実であり、各社とも頭が痛いところです。
「バック時は降車確認しろ!」で済んではいませんか、

本来なら、一度車から降りて後方を確認するのがベストですが、この降車確認がなかなか出来ないのが正直なところです。

だったら、バックする場所の手前で、これからさがって行く方を良く観察する、そして、バックギヤに入れた時、もう一度後方の危険箇所をおさらいするです。

バック事故が無いドライバーはこのことが自然に身についている証です。

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