今どき、トラックのオイル漏れは、ただでは済まないことになる

何時も安全運転ご苦労様です。

最近、我が社の協力会社のトラックが得意先でオイル漏れを起こしました。

詳細は、前夜、荷卸し場所へ到着し、暖を摂るためエンジンを掛けて休息したそうです。

朝起きて、荷卸しのホームへバックしたところ、自分のトラックが停まっていた場所にオイル溜りがあったとの事です。

ドライバーは漏れたオイルを納入先のリフトマンの人とウエスなどでふき取って処理をしました。

ところが、後、それだけでは済まない方向へ進んでいくのです。

今や、単なるオイル漏れでは済まない

昔は車からオイルが垂れて当たり前だったのにヨ・・・
社長
社長

漏れたオイルはエンジンオイルが500ccくらいの漏れで、雨降りでもなかったのでアスファルトの上に溜まっており、他に流れた形跡もない状態でした。

ドライバーはリフトマンの人と一緒に処置をしてその場を立ち去ったのだが、後になって大事に発展しました。

そうです、今ではどこの工場でも工場内からの油の流失には神経がピリピリなんです。

以前、他の会社のトラックから燃料が漏れ出し、消防車が出動したこともあります。

今回は結局、事故報告書を書かされ、原因と対策を要求されました。

社長
社長
改善報告書を書かされ散々だったぜ!!

オイルが漏れた原因は以外なところから

今回のオイルが漏れた場所はエンジン下のオイルパンからでした。

原因はオイルパンの錆びからによる劣化です。

Hマークの車に乗っている人は要注意です。

2011年以前の車はオイルパンが鉄製でエンカルなどの融雪剤で錆びが発生して、あげくの果てには穴が空いてしまうのです。

社長
社長
昔のオイルパンはほど良くオイルが湿っており、錆びることなかったのにヨ

現在のHマークのトラックのオイルパンはアルミ製になっており、それ以前の年式の車にも対応できるので対策部品としても対応できます。

社長
社長
部品だけで7万円以上だから結構きついぜ!!

2011年以前のHマーク車に乗っている人はエンジン下のオイルパンを確認したほうが良いかも知れませんね。

とにかく、エンジン関係はクランクシャフトなど回転部分にオイルシールが使われてのでエンジンの下部は注意したところですね。

他にもあるオイル漏れとは

トラックはエンジンオイル以外にもオイル系を使っています。

例えば、クラッチオイル、デフ、ミッションオイル、作動油(TPO系)などがあります。

中でも、ダンプアップやユニック装置などの操作を行う為の作動油は要注意です。
作動油が入っているタンクの老化や配管の劣化により漏れが起こります。

そして、他の油圧系統ではウイング車のシリンダーや配管からの漏れも少なくありません。

オイル漏れより怖い燃料漏れ

そして忘れてはならないのが燃料です。

トラックの場合、燃料は経由が殆どで、大型車となるとタンクに積載している量も300リッターから400リッターくらいあります、それが漏れだしたら大事となること間違いなしです。

先にも触れましたが、赤い車が出動してきます。

燃料の漏れの多くは、燃料タンク当たりが一番多く、燃料の残量を見るホースの劣化や、燃料タンクを複数増設している車両はタンクとタンクを繋いでいるホースの劣化による燃料漏れが起きる可能性があります。

社長
社長
燃料キャップも忘れるな!!

オイル漏れを予防するには

オイルや燃料漏れ、車体から油を地面に垂らさないようにするにはどうしたら良いか。

一言でいえば小まめなな点検しかありません。

オイル系は突発的なことが無い限り、何かしらの前兆が有るものです。

オイル漏れはオイルの温度が上がると漏れ出すことが多く、長時間エンジンを掛けて駐車した時などに初期症状を発見できるものです。

朝の始業点検の時に車体の下をのぞきこんで漏れた痕跡がないかを見たり、とにかく、日々の点検です。

社長
社長
俺たちの時代は朝、エンジンを掛ける時、冷却水とエンジンオイルの確認は必ずだったぜ!!

そして早目の修理です。

もし、万が一の為に備えておきたいのが吸着マットと中和剤です。

吸着マットはホームセンターでも売っています。中和剤は中性洗剤でも代用可能なので安い食器洗いの洗剤を常備しておけば良いでしょう。

今回は事故報告書で済みましたが最悪の場合、保証問題に発展する可能性が有ります。

社長
社長
事故報告書はもう、ゴメンだぜ!!

みなさん、気を付けましょう。

[rekuten-emosyon]

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