減少しつつ有るトラックステーション、トラックドライバーが求める施設とは

何時も安全運転ご苦労様です。

皆さんはトラックステーションを利用してますか。
通称、略してトラステと云います。亀のマークが目印ですよね!

利用したくても実際、数が少なくて利用出来ないのが現実の様です。

トラックステーションとは?

解らない人はこの様な場所です。

トラックステションとはどんな所?

トラックステーション(T・S)とは、公益社団法人全日本トラック協会の施設事業部が建設、管理、運営する施設です。

発足当時は大型車両が止められ、入浴、食事が出来る施設が少なく、長距離トラックドライバーが休息をとる為の施設として昭和50年頃から全国に建設されていきました。
今現在、全国に28ヶ所有り、主要国道に隣接されております。

利用出来る車の制限

基本は各県のトラック協会に加入している緑ナンバーのトラックです。
しかし、現状は白ナンバーのトラックから社用車や乗用車も止まっているのが現状です。

一見は高速道路のサービスエリアの様な感じで特に一般車を入場規制する事は有りません。

反社会勢力の団体や改造車などの規制は入場にあたっては禁止される事が有ります。

施設内の設備は

場所によっては駐車場とトイレだけなど、施設はまちまちですが、
食事はもとより、入浴設備、宿泊施設、道路情報や会社からドライバーへのFAXや情報の伝達の基点としても機能しております。

人気のT・Sでは、ボリュウム満点で安い食事の提供や、一般の専門店などが入店しているT・Sも有ります。

トラックステーションの抱える問題

昭和50年頃から整備された建物はかなり老朽化が進み、建て直しが余技なくされております。
全国に、多い時期には40ヶ所以上あったT・Sは2019年現在、28ヶ所となっており、縮小傾向に有ります。

原因としては、利用頻度が減少し、経営が成り立たなくなって来ているのが要因です。

平成になると、至る所に道の駅が出来ました。これにより、大型車両が止めれる場所が確保出来る様になった訳です。

道の駅ならば仮眠時におけるトイレの心配も無く、施設によっては温泉も完備された道の駅も有ります。

食べ物は近くのコンビニで調達すれば問題無いし、大型車両が休息を摂るには格好の場所となっていきました。

トラックドライバーが求める施設

以前はトラックドライバーのオアシスであったT・Sも年号が令和になって、閉鎖が進んでいます。

たしかに全国至る所にコンビニ有り、道の駅有りで今や、T・Sは時代遅れの施設かも知れません。

トラックドライバーが日常に求めるものは入浴施設ではないでしょうか、大手のガソリンスタンドはシャワー施設の有りますが、駐車場や先客待ちの問題が有ります。

また、日帰り温泉施設に大型車が駐車出来る条件があっても金額が600円から高い所では800円以上の所も有ります。

大抵のドライバーは入浴に1000円近くかけるのならその分、食事代のほうへ回す人が殆どではないでしょうか。

全日本トラック協会が管理するT・Sは当初、トラックドライバーの為の福祉施設として全国に整備され、ご飯が安くて、場所によってはお風呂も入れる事で長距離ドライバーに愛用されてきました。

福祉施設として作られた施設が経営が成り立た無いから閉鎖とは悲しい限りです。

T・Sが建設される様になって40年余りが過ぎます。
その間、世の変動や交通事情などが変ってしまい、利用者数が減少してしまいます。

これからのトラックステーションはこう有るべき

近年の運送業界では、拘束時間や運転時間の短縮などで高速道路を使用しざる負えない状況にあります。
現在、各地に有るT・Sは一般主要国道にあるのが殆どです。

したがって、T・Sを利用するに当たっては一旦、一般道に下りないと利用出来ません。

もし、新たに建設するのであれば高速道路のサービスエリア内に建設して貰うのが望ましいです。
そして、一般道からも利用出来、スマートICが整っていればなお最高ですね。

これからは『道の駅』『高速道路のSA』『T・S』が一体となって運営、管理をしていけば運営コストも抑えられるのではないでしょうか。

そして、欲を云えば一食500円位で食事がとれ、もちろん、ご飯お変わりOKですよ、入浴はシャワーでも良いので200円位で入れる施設が欲しいものです。

それには、国やトラック協会などの補助が必要不可欠です。

T・Sはドライバーの為の福祉施設の一環であり、トラックドライバーが少しでも安全で快適な運行業務が出来る様、環境を是非、整えて貰いたい。

[rekuten-emosyon]

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