運行管理の業務ご苦労様です!!
最近、ホワト物流って聞くけど、何の事なのか知っていますか?
いえ、いえ、運送屋さんの名前ではありません!!
物流機能の安定的な確保や労働環境の改善を図ることを目的に、国土交通省、経済産業省、農林水産省の3省が連携し、「ホワイト物流」推進運動を進めています。
ホワイト物流って何ですか?
今ではトラック輸送が日本の物流の90%以上を支えています。
各産業での人手不足は慢性化状態にあり、特に、トラック運転者不足は極めて深刻であり、運転者がいなくて物が運べないことが現実に起こっています。
今や、運送業界では人手不足による、会社自体の継続も危ぶまれています。
運転者が入って来ない背景には、出荷元・納品先での待ち時間が長いことによる長時間労働や、積込・積降し等荷役作業の肉体的負担などが挙げられます。
これらの荷待ち時間、荷役作業時間や、荷役作業の負担の改善には、出荷元や納品先の物流業務を効率化することが欠かせません。
その為には運送業者だけでは限界があり、荷主の協力がなければクリアできない問題があります。
物流事業者と、荷主企業や納品先企業等、物流の利用者が相互理解の下に連携して、物流の効率化や生産性向上に向けての取組を広げていくことが求められます。
長くなりましたが、トラック運転者を取り巻く労働条件の改善に取り組み、物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に役立つことを目的で作られたのがホワイト物流推進運動です。
物流業界の今の現状は
トラックドライバーは労働時間が長くてきつい仕事だといわれております。
その背後には、積み込み先、荷降ろし先での待機時間が発生しており、2時間から4・5時間待たされる事も少なくありません。
運送事業約款が改正され、新約款を明記した場合、荷待ち時間に対する対価や、作業手数料、附帯作業料を運賃とは別に請求できるようになりました。
しかし、いわれる様に、待機料金を請求しても頂けない、
待機時間の減少を要求してもなかなか改善してもらえず、荷主側の理解が得られないのが現状です。
ホワイト物流の取り組み
ホワイト物流推進運動に賛同企業は今現在(令和元年末)、全国でおよそ700社が表明しており、現在も賛同する団体も増えています。
取り組み内容としてはそれぞれの立場から改善に向けた内容を掲げていただきます。
荷主企業側の取り組み
- 荷待ち時間の減少
- 発注者からの受注受け入れ情報の迅速化(前日オーダー性の導入)
- 出荷に合わせた生産・荷造り
- 運転以外の作業の分担
- パレットなどを使用し荷役作業の短縮と効率化
- 運行に無理が生じない納品時間
- 荷役作業時の安全対策
物流事業者側の取り組み
- 元受事業者は、下請け事業者に対して適正化の取り組みを推進および協議(下請け業者の待機時間、荷役作業の確認、改善案の協議
- 荷主側への作業効率、安全性への改善の申し立て
- トラック運転者への労働条件の改善に努める
国民の皆様の取り組み
トラック運転者への負担軽減に、ご理解、御協力を説にお願いします。
最後に
推進運動に賛同企業は取り組みを自主宣言し内容を提出してもらいます。
この行動自主宣言はネット上からも観ることが出来ます。
有言実行で頼んだぜ!! ・・・・
そうですね!!
各、企業の皆さん、期待しています。