コロナ禍の影響で飲食関係から運転手への転職が多いが、実は甘くない

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最近、運転者への希望者が若干ですが増えており、人手不足の運送業界には有難い話です。

我が社でも2名ほどハローワークを通して運転者希望がありました。

それも偶然か、飲食関係からの転職者です。

理由はこのコロナ禍により、政府が出された非常事態宣言で飲食関係はかなり規制され、特にアルコールを提供する店は大きな打撃を受けています。

我が社へ入社希望の一人は観光地の飲食店、もう一人はホテルに調理スタッフで両者とも50代男性で現役のころは中間管理の人のようです。

この様に、コロナ禍の影響を受け店が廃業したり、時間短縮などで収入減が減ったりして飲食関係からトラック運転手への転職が増えているようです。

では実際、飲食関係者から運転手に転職した場合、いままでの職場とはどのように違うのでしょうか。

飲食関係から運転手を選んだ理由

飲食関係から転職される人の場合、なぜ運転手を選んだか、

履歴書には「運転が好きです」「以前から運送の仕事に興味があった」と書かれています。
しかし、実際は「運転はべつに嫌いではないし、楽そうに見える」が本音のようです。

べつに、飲食関係からの転職者に限らず、運転すること自体、特殊な技術がいる訳でもないし、トラックの運転に慣れてしまえば荷物を届けるだけなので難しいこともないと思われている人も少なくないようです。

要するに運転手という仕事は「運転免許があれば誰でも出来る仕事」、「仕事に困ったら運転手になればいい」といった運転手は「社会の底辺職」と思われているのも少なからず事実のようです。

運転手になるにあたって必要免許は、費用は?

トラックを運転するには、当たり前ですが運転免許証が必要になってきます。

宅配業務なら普通車免許があれば問題が有りません。
しかし、どうせ乗るなら大型車で運転手をやってみたいと思われている人は大型第一種免許証が必要です。

今、大型免許を取得するにあたって、普通車の免許証を持っている人なら教習所に通ってとった場合、35万~40万円くらいかかると言われています。

これだけあれば一般的な大型車を運転するには問題はありませんが、運送業務の作業に付きもののリフトの免許証、正確には「フォークリフト運転技能講習修了証」が必要になってきます。

何故フォークリフトの免許証が必要かと思われるかも知れませんが、荷物の積み下ろしは現場では自分で行う場所が殆どでリフトの免許が必要になってきます。

この「フォークリフト運転技能講習修了証」を取得するには自動車教習所や技能講習センターなどで4~5日程度かかります。費用は4万~5万といったところです。

運ぶ物にもよりますが、大抵は大型免許とフォークリフトの免許があれば一般的なトラック運転手を始めるには第一条件クリアーといったところです。

しかし、両方の免許証を摂るとなると、50万円くらいかかってしまいます。
これ、結構な出費となるのでここでつまずく人も少なくありません。

でも、全額とまでいかなくても助成金制度があるので 参考に!

教育訓練給付金制度
・各県のトラック協会助成金

助成金は各県のトラック協会が運営しており、助成金額もまちまちです。
助成を受ける条件としてはあくまでも入社後の申請となります。
おねえさん
おねえさん

後は、入社した運送会社と相談して免許所得の費用を援助してもらう手もあります。笑

運転手になるには体力が必要?

トラック運転手の仕事は体力仕事と言われます。

たしかに、長距離輸送なら1日に500km以上走行することも珍しくありません。しかし、問題は荷役作業、つまり、荷物の積み下ろしです。

例えば、1個15kgの物を800ケース積んだりする事もあります。業界用語で「手掴み」「チャブリ」と言い、かなり体力が必要となります。

でも、最近は労働環境の改善でリフト積み、リフト下ろしが増えています。現に女性ドライバーがこの業界でも珍しくありません。

体力とは違いますが、飲食関係も立ち仕事が多い職種で腰痛に悩まされている人も多と聞きます。
同じく、運転と言う仕事も同じ姿勢を長時間する為、腰痛もちが多い職業であるのも事実です。

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運転手の労働環境

飲食関係と運転手の労働環境の違いは,何といっても仕事を一人で行うか他人数で行うかです。
オーナー兼従業員なら別ですが、大半は飲食の仕事は自分以外の人と一緒に作業をする環境です。

反対にトラック運転手の仕事は独り立ちしてしまえば殆どが一人作業になります。
人間関係が苦手な人はよく、「トラック運転手が向いている」と言われる部分です。

そして、共通する部分は労働時間が長いことにあります。

飲食関係は店の営業時間自体も長いのですが、店の開店前の準備や、営業が終わってもかたずけや翌日の仕込みなど、外から見えない部分があり、アルバイトやパート社員が多く、正社員はどうしても長時間労働になる傾向があります。

では、トラック運転手の場合はどうでしょうか、
運送業界では労働時間を拘束時間という名目で、運行記録計(タコグラフ)で管理されます。
いわゆる、運行開始から運行終了までの時間が基本13時間です。この中にはトラックを運転する時間はもとより、荷物の積み下ろし時間も有ります。

そして、この業界の見えない部分が「荷待ち時間」です。
「荷待ち時間」とは早く言うと待機時間です。荷物の積込先や届先の何らかの都合で待たされる時間です。

業界のデーターでは一運行で平均1:45分の荷待ちが発生しています。

荷待ち時間多い輸送品目「加工食品」「建築・建設用金属製品(建設資材)」「紙・パルプ」などはそれ以上の待機時間が発生しています。
場合によっては4時間以上待たせれる事も少なくありません。

トラックドライバーは時間に常に拘束されていると言っても言い過ぎではありません。仕事が終わって家にかえっても翌日の到着時間から逆算して就寝する時間も決まってくるのです。それだけドライバーにとって延着する事はタブーなのです。それだけで無く、一日の拘束時間や一日に運転できる時間にも決まりがありドライバーは時間との闘いです。

運転手と飲食関係者の給料はどっちが多い?

どうせ転職するなら前に務めていた所より給料の高いところを選びたいものです。

では、飲食と運送ではどちらのほうが給料が高いのでしょうか、
これは一概に比べるのは難しいかも知れませんが、飲食関係の調理スタッフの年収は300~320万円くらいだそうです。もちろん、料理長やシェフなどといった人はもっと高収入だと思いますが、一般的な調理スタッフの場合です。

トラック運転手の場合は運転するトラックの大きさにより給料面で差が出ます。
一般的な大型車では年収が450万円くらいが相場のようです。年収ですからボーナスなどの特別支給も含まれる訳ですが、この業界では特別支給はほぼ無いのが一般的です。

最後に

私は多くの全くの運転経験の無い人をトラック運転手として独り立ちさせてきました。

やる気があればトラック運転手は決して難しい職業では有りませんが、運転手は「社会の底辺職」と思われていると「思ってたんと違う」となりかねません。

トラックの運転自体は未経験の人でも、最初は車体も大きいので不安かもしれませんが1ヶ月も横乗りで指導してもらえば慣れてきます。
しかし、中には独り立ちした頃一人で遠方へ行ったり一人で作業したりするのが不安と訴える人もいます。

いままでの仕事環境が屋内での仕事だった人は一歩出れば頼れる人は自分しかいないので不安になるのかも知れません。

逆に馴れるとここの部分が良いと言われる部分です。
今までの経緯からみるとこの一人作業が抵抗ある人はトラック運転手に転職しても長続きはしない傾向にあります。まあ、慣れもありますけどね、

そしてブラックな会社も多い職種でもあります。
その辺もよく注意が必要です。

運送業界はブラックな会社が多いイメージがあります。そんなブラックな運送会社の共通点をまとめてみました。



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