いつも安全運転ご苦労様です。
政府はコロナ拡大対策として緊急事態宣言を発令し、不要不急以外の外出を控え、仕事もテレワークをするように呼びかけています。
でも、物流業界は在宅では仕事になりません。
安部首相も物資の血流ともいえる物流は止めてはいけないと言っております。
そんな最中、愛媛県では小学校の校長先生がトラックドライバーの子供に対して、トラック運転手は感染拡大地区へ行く可能性があるから入学式を自粛してくれと言ったそうです。
許さねえぇぇ waccha!!
そんな訳で新型コロナウィルスの影響がドライバーや物流業界への影響が出始めています。
影響その1 輸送量が減って仕事が無い
ドライバー不足が大きな問題となっていた運送業界ですが、新型コロナウィルスの影響が出てくると逆にドライバーが余ってきました。
最初に影響が出たのは海上コンテナーを運ぶ関係です。
日本は人権費の安い中国に物の生産をゆだねており、ウィルスの発症源である中国からの物資が入ってこなくなったのです。
現在は少しづつ、輸入量が戻りつつあるそうですがかなりの落ち込みです。
一時、トイレットペーパーが無くなる事態が起こりましたね、じつは、トイレットペパーの在庫はあったものの、一気に需要が増え、輸送が間に合わないのが原因でした。
その後、経済の落ち込みから、バスやタクシーなどの旅客関係ほどではありませんが、じわじわと輸送量が落ちてきています。
逆に、宅配関係は家に居ながらネットで買い物をする人が増え、輸送量は増えているそうです。
このまま、経済が停滞し続ければ、運営自体が危ぶまれる運送会社が出てくることも考えられます。
影響その2 燃料価格が下がってきた
トラックを稼働させる為の燃料(軽油)価格がここへ来て下がってきています。
燃料価格が下がった要因はコロナショックによる世界中の経済の落ち込みにより、需要が減り、原油がダブついてきたことにあります。
トラックの売上の3/1を占める燃料代が下がることは運送業界にとっては、非常にありがたいことではありますが、ただ単純に喜んでもいられません。
しかし、正直なところ、ガソリンの価格も下がってきたのはチョト嬉しいのが本音です。
影響その3 いたるところで除菌と体温測定
トラックドライバーは朝の出発の時、運行管理者が点呼を行います。いや、行わなければいけません。
体調の状態やアルコールが検知されないかは当たり前ですが最近、荷主側から検温して来て下さいとの要望がありました。
点呼時に37.5度以上の体温のドライバーは納品に来ないで下さいとのことです。
それに加え、入門の際、また検温され、マスクの着用の義務を虐げられます。
そうですね、トラックドライバーの人権を無視してます。
影響その4 交通渋滞が減った
これはトラックドライバーにはチョット嬉しいことかも知れません。
政府が進めているテレワークの影響なのか、朝の交通渋滞がかなり減っています。
そして、高速道路も交通量が減り、SAなど駐車スペースが空いており、仮眠などの駐車に苦労が無くなりました。
影響その5 お風呂に入れない
トラックドライバーは毎日家に帰れるとは限りません。
最近、大手、ガソリンスタンドがシャワーや入浴施設を当分の間、閉鎖する意向を連絡してきました。
たしかに、ガソリンスタンドの入浴施設を利用するドライバーは多い、何故なら、殆どの場所は無料で利用できるからです。
ガソリンスタンドの施設を利用できなくなると、有料の立ち寄り温泉などをドライバーは利用することになります。
それに、大型車両ともなると駐車スペースの問題もありでドライバーにとっては問題です。
この、立ち寄り温泉自体も閉鎖するところも増えているようで益々、トラックドライバーにとっての環境の悪化が進んでいます。
もし、物流が混乱してライフラインが止まったらどうなるでしょうか。
コンビニに行っても品物が無い、スーパーへ行っても食材が無い、ネットで商品をポチしても商品が届かない、
考えただけでもゾットします。
その為にも物流を止めてはいけないのです。