分かって下さい、トラックのこんな事情

いつも安全運転ご苦労様です。

トラックは遅いし、デカくて邪魔だわ!

なんて思われている人多いんじゃないでしょうか?

今日は,トラックの事を少しでも解って頂けると嬉しいかなと思います。

遅くてごめんなさい!

そうです、トラックは遅いんです。

それは荷物を積んで走っていたり,社速が決まっていたりで、法定速度+ α でしか走れません。

荷物を満載状態だと総重量が25トンにもなります。それと荷崩れしそうな荷物を積んでいると速度も控えめになってしまいます。

ドライバーが1番厄介なのは社速が決まっており、デジタコで管理されています。
設定速度を少しでもオーバーすると『スピード超過です』とささやきます。

運行終了後に出てきたデータに全部記録され、会社によっては¥¥¥¥に反映される所も有りで大変なんです。

高速道路の追い越し車線を遅く走ってごめんなさい!

高速道路を走っていると、トラックがトラックを抜かそうと二台併走している場面に遭遇しますよね。

これも迷惑な話です。

でも、これには理由が有るんですよ、

あれは、平成15年頃ですか、スピードリミッターってのが付き出したのは、そのお蔭でトラックは最高速度が90km/hまでしか出なくなったんです。

でも、この装置はエンジンに送る燃料を調整する装置なので下りは関係無い訳で有り、下りで100k/hオーバーで走っているトラックもいます。
たまに見かけるけど、リミッターをカットしているお方もいらしゃいます。

話は横にそれましたがそう云う訳で、同じ位の速度の車が追い越しを掛けると微妙な差で追い越すので時間がかかってしまう訳です。

まあ、追い越されるトラックもべた踏みで無く、ちょっとアクセルを緩まるとグッドですけどね。

出だしがトロくてごめんなさい!

最近のトラックはオートマ車が多いんです。

このオートマ車、乗用車のトルコンとは違い、クラッチ操作を器械が行なうタイプなんでけど、ギヤが変わる時、カチャカチャ、プシュプシュ、云ってて、ギヤの繋がりが遅いんです。
それと、最近は車両重量の軽量化だとかでエンジンの排気量も小さく、トルクが無く非力です。

一旦、止まるとスピードに乗るのに時間が掛るんです。

後ろに着くと煽って要る様になってごめんなさい!

図体がデカいので信号待ちなんかで乗用車の後ろに着くと車間がかなり詰まって映ってしまいます。

それと、上から見下ろしているのでトラックのドライバーから見ると前車と車間が空いている感じに見えてしまうのも原因かな、

実際、ワザと車間を詰めて止まるお方も中には・・・・

車間を詰めてサイドブレーキのエアーの音、プシュ~

今の時代、走行中煽り行為するとすぐ、通報されちゃいますから精一杯のアピールなんです。

もう少し、早く走って下さぁ~い!

また、また、話はそれました。
そう云う訳で何気無しに信号待ちで止まっても、車間を詰めている様に思われてしまうんです。

一般道の右側車線を走ってごめんなさい!

よく、片側二車線の道路を遅いくせに右側の車線を走っているトラックを見かけます。

おまえ、遅いくせに右側をトロトロ走ってんじゃねえぞ!こら!
と、思われる事間違い無しです。

今は右折専用レーンが多く、右側の車線の方が走りやすいんです。
左側の車線は路駐や左折車両等でスムーズに流れないんです、一旦、速度が落ちると元の速度に戻るに時間が掛ってしまいます。

車線を絞っている所で強引な割り込でごめんなさい!

車線絞り等で合流する所で半ば、強引な割り込みをするトラックを見かけます。

おめぇ、危ねぇじゃねえか!こら!

確かに、強引な感じがしますよね、
でも、全長が12mも有るからチョット強引じゃ無いと割込めれないんです。

信号を黄色?で通過してごめんなさい!

とにかく、トラックは空車時と荷物積載時とはブレーキの利き具合が全然違うんです。
空車時は止まれても荷物積載時は止まれねぇ~

そして、荷物が破損してしまうんです。急ブレーキ掛けたら頭の中は荷物検品時のリフトマンの顔が・・・・

パレットとパレットの間に緩衝材(発砲スチロール)入れているけど荷崩れしちゃうんです。
昔は箱つぶれは1パレットお買い上げでした。

最後に

着時間が決まっていたり、荷主の都合で待機時間が有ったりトラックドライバーは大変なんです。

トラックドライバーは荷物を安全、確実、定刻に届ける事を目的に走っています。暖かい目で観て貰えたら幸いです。

また、大型車に乗っている人は『俺はお前たちの荷物を積んで走ってんだ!』と思わず、お互いモラル有る運転を心がけたいと思います。

トラックドライバーは時間に常に拘束されていると言っても言い過ぎではありません。仕事が終わって家にかえっても翌日の到着時間から逆算して就寝する時間も決まってくるのです。それだけドライバーにとって延着する事はタブーなのです。それだけで無く、一日の拘束時間や一日に運転できる時間にも決まりがありドライバーは時間との闘いです。

[rekuten-emosyon]

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