AIロボットの点呼は認可されるのか?

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運行管理の業務ご苦労様です。

ドライバーが出発時の点呼、運行が終わった時の点呼など、運行管理者は点呼を摂ることは大変かつ、重要な業務の一環です。

私の場合、早朝からの点呼を任せられているので前夜は8時には寝ます。 笑

最近は運送業界の人出不足もあり、ITを利用した「IT点呼」やAIロボットが行う「ロボット点呼」が認められつつあるようです。

はたしてロボットによる「ロボット点呼」は合法なのでしょうか。

ロボット点呼は合法か

通常、点呼は対面でおこなう「対面点呼」が基本となっており、出先などの「電話点呼」、車庫など離れた場所で認められた機器を利用してのIT点呼が現在、認められています。

しかし、深夜、早朝での対面で点呼することは点呼執行者にとって大きな負担となっています。

それをAIロボットだけが行うことは合法でしょうか、

答えは「NO」です。

「なぁんだ、無理なんだ」と思われるかも知れませんが実は、このAIロボットは点呼時に確認する項目を殆ど満たしており、日本経済団体連合会が内閣府「規制改革ホットライン」に提出した運輸部門における、「貨物自動車運行管理の点呼におけるロボットの活用」を提案しているそうです。

って言うことはロボット点呼が認められることが近い将来訪れるということです。

ロボット点呼はどうやって行うのか

点呼記録簿は巡回指導でも必衰項目で運輸支局への速報対象でもあります。

罰則も厳しく、「すべて記録なし」の場合は、初違反でも30日車の車両停車、再違反では60日車の車両停止。

もしも改ざんすると再違反で120日の車両停止になります。

「点呼に始まり点呼に終わる」

と言われるほど運送業の労務管理で「点呼」は重要な役割です。

まず、対面で行う点呼の確認項目は「アルコールの検知」「疾病、疲労の状態確認」「睡眠の状態」「日常点検の状態」「運転免許証や車両の車検証の有無、期限」「支持事項」などの10項目を行うことになります。

日本貨物運送共同組合連合会ホームページ動画

この動画を観ればロボットが点呼時に連動可能なアルコールチェッカを連動することでアルコールの検知などの点呼項目はほぼ、クリアーしています。

その点呼記録簿はクラウド方式によって管理されており、ネットを通していつでも取り出すことが出来ます。

ロボット点呼における問題点

そんなロボット点呼ですが、問題点は無いのでしょうか。

その前に点呼は何故行わなければならないか。

それはアルコールを摂取しているにも関わらずトラックに乗務してしまい、事故を起してしまった。
または、体調が不調であるのに乗務して事故を起すなどを瀬戸際で食い止めることであります。

そして、これから乗務するドライバーを気持ちよく送り出すことです。

たしかにこの動画を観ている限り、アルコールの検知や、免許証のIC確認などは的確に行えていますが、体調や睡眠時間は本人の自己申告になっており、現在では点呼実施者のサポート的な役割のみで、現在ではロボットのみの対面点呼は認められていません。

私の経験上、特に出発時の点呼は体調の具合や心のケアーと言ったドライバーが何時もと違う部分がないか気を使う点です。これをロボットがどう判断できるかが疑問に思います。

今までにロボット点呼を導入した事業社によれば「的確な点呼により時間短縮になる」「点呼記録簿の作成の手間が省ける」「指摘事項の伝達漏れがなくなる」など、点呼執行者の負担が軽減したなどのメリットがうかがわれます。

開発業者によればさらにアプリケーションの開発により、体調管理などの面でも機能でき、ロボットだけでの対面点呼も近い将来認可され、ドライバーも朝から管理者からの点呼よりもロボット点呼のほうが歓迎される日が近いのかも知れません。

ロボット点呼導入への助成金

現在はカウンター上に設置できる小型タイプのユニボと、床に設置する人型タイプのペッパーがあり、日本貨物運送共同組合連合会では低価格になるユンボが初期費用が230.000円、月額が台数による変動があるが85.000円となっている。

中小、零細企業が多い運送業界では人出不足による点呼に係る労力は計りしきれないものがあり、現時点では運行管理者が立会いのもとで行わなければいけないロボット点呼にこれだけの投資が必要なのか疑問が残るのは私だけだろうか。

それはさておき、ロボット点呼を導入して運行管理者すなわち、点呼を行う執行者の負担を軽減しようと考えている事業主には助成金対象となっています。

経済産業省の生産性向上IT導入支援対象になっています。

日本貨物運送共同組合連合会AIロボット点呼機器(ユニボ)のIT導入補助金申請ページ

近年、情報通信技術(ICT)の発展は目覚ましく、運行管理において安全性の向上、労働環境の改善、人手不足の解消等に向けた手段としてICTの活用が注目を集めております。この度、運行管理高度化検討会を立ち上げICT機器を使ったIT点呼の拡大、ロボット点呼が可能であるかの実証が行われました。



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