拝啓、荷主様!運賃に積降ろし作業などは含まれません!
コンビニ配送のドライバーが店内の陳列棚に商品を並べる光景をよく見かけますが、これってドライバーが本来行う作業では無いのです。もし、行うのなら運賃とは別立てで料金を荷主に請求しなければいけません。
現役の運行管理者が書いています。知って欲しい運送業界の実態
コンビニ配送のドライバーが店内の陳列棚に商品を並べる光景をよく見かけますが、これってドライバーが本来行う作業では無いのです。もし、行うのなら運賃とは別立てで料金を荷主に請求しなければいけません。
街中で見かけるトラックやバス、良く見るとナンバープレートの色が白いのと緑色があります。これは荷物や、人を運んだことでお金を受け取る、有償か無償で出来るか否かです。それ以外に管理の面でも大きな違いがあります。
今、運送業界では、物流からロジックスへと変わりつつ有ります。どう言ったことか、生産管理から、梱包、保管管理、配送まで一環しておこなう事業へと変化しています。それは大手企業の物流部門や大手運送会社が担っています。それらを元請けと言い、その下に下請け、孫請けなどとピラミットの多重構造となっています。
日常品の値上げラッシュが続いています。紙加工製品も値上げに踏み切るメーカーも出ています。原因として、原材料の値上げや、輸送コストの上昇と言っています。たしかに燃料価格が高騰しているので輸送コストがかかっているかもしれませんが、それ以外に事情もあります。それは、ドライバーの荷役作業時間の短縮や労働環境の負担を軽減させる為にパレット化が進んでいる事もあります
トラックドライバーは時間に常に拘束されていると言っても言い過ぎではありません。仕事が終わって家にかえっても翌日の到着時間から逆算して就寝する時間も決まってくるのです。それだけドライバーにとって延着する事はタブーなのです。それだけで無く、一日の拘束時間や一日に運転できる時間にも決まりがありドライバーは時間との闘いです。