何時も安全運転ご苦労様です。
新型コロナウィルスの第三波がいたるところで感染を広げており、我々運送関係者も得意先でのマスク着用だの検温を強制されています。
今では慣れましたが、当初は額にガン型の検温器をあてられることに抵抗ありました。
そして、新型コロナが広まる春先、親がトラック運転手の子供は入学式に出席できないことがあり、一時問題視されました。
感染者が多い地域でも行かなければならない・・・
トラックドライバーは感染者が多い地域でも配車されれば行かなければいけません。
そんな折、先日、我が社の積込先の事務員さんが新型コロナウィルスに感染したとの連絡が入りました。
陽性反応が出た人と接触した・・・
その日は家のドライバーもそこへ積込に行っており、電話を掛けるとその事務員さんと会って積込のリフトのキーを受け取ったり、近距離で話を交わしたそうでした。
お互いこの時期なのでマスクをしていたそうですが・・・
もしかして家のドライバーも・・・
でも、この新型コロナウィルスは感染力が強く、どれだけの接触で人から人へ移るのかまだ、未知の部分が多く、正直、もしかしてと思いました。
私は自分でも「運転者が新型コロナウィルスに感染した場合、事業主はどうする?」の記事を書いたことがあるがまさか自分の会社で起こるとはその時は夢にも思っていませんでした。
よかったたら読んでみてください。
まずは保健所へ連絡した・・・
まずは保健所に相談してみようと思い、保健所に電話したところ、「こちらから連絡するまで様子をみて体調に異変があったら連絡下さい、絶対に他の医療機関には受診しないで下さい」と言われました。
様子を見ていろっと言われても実際、どうしたら良いのか分かりません。
こんな事は初めての経験なので戸惑いは正直ありました。
そのドライバーを休ませるべきか・・・
まず、そのドライバーをどうするか、他のドライバーにへの感染予防として明日から休ませるべきか、いやいや、まだ新型コロナに感染したと決まった訳ではないのに休ませるのはいかがなものか・・・
迷った末、一晩様子をみて、体調に異変があれば休ませるということになりました。
そして、そのドライバーは帰社した・・・
午後にドライバーは車庫へ帰ってきました。
そのドライバーは青ざめた顔をしていたので私は「大丈夫、お互いマスクをしていたなら感染していないよ」っと気休めの言葉をかけました。
当の本人には高齢の親もいるのでもし、自分が感染していたら家に帰ることもままならないと思っていたでしょう。
点呼のアルコールチェックは・・・
我が社では点呼時のアルコール検知の機器はストローで息を吹きかけるタイプを使っています。
そのドライバーは自分から携帯用のアルコールチェッカーで検知し、体温も自分の体温計を使って他の人となるべく接触しないような行動をとっていました。
これは会社側から強制したわけでも無く、ドライバーが自分で考えたことです。
結局、感染していなかった・・・
こんな日々が2週間ほど続きましたがこの2週間はそのドライバー本人も、もしかして感染しているかも知れないという不安と感染していたら他の人へ移してはいけ無いという気持ちでいたに違いなかったことでしょう。
結果的には2週間以上経っても発熱や体の異常も無いので感染していなかったということになりましたが、もし、感染していれば他のドライバーにも移る可能性はあったかも知れません。
今思えば・・・
そのドライバーが体の異常を訴えたり、保健所がPCR検査を受けるよう支持があったならどうなっていかのか・・・
感染していても体調に異変が無い無症状の人もいるとかで疑えばきりが無い、結果的にドライバーが感染してい無かったから良かったものの、もし、感染していたならと考えると、果たしして通常の勤務をさせてしまったのは正しい選択だったかは疑問が残るところです。
この二週間はそのドライバーにとって不安と周りからの視線が気になる、かわいそうな二週間でした。