運転記録証明とは、個々の運転者に違反暦が無いか調べる方法です。
「それって個人情報じゃないの」って言われる人も運転者の中にはいます。
特に違反暦が有る人は拒否する割合が高いようです。
それはさておき、今回は定期的に運転記録証明を取り寄せ、事故、違反実態を把握して、個別指導に活用しているです。
判断基準となるのは
自動車安全運転センターが発行する「運転記録証明」を定期的に取り寄せ、運転者の違反状況を管理し、個別の指導をおこなっているかを判断します。
確認する資料は、自動安全車運転センターが発行する、「運転記録証明書」、「SDカード」、「無事故、無違反証明書」のいずれかにて判断します。
判断となる期間は
以下の①~③のいずれかを満たしていれば加点対象となります。
判断基準 | 運転記録証明書 | SDカード、無事故無違反証明書 | 証明書の発行日 | 確認する状況 |
① | 5年間又3年間 | 3年以上無事故無違反であるもの | 過去1年間(申請前年7/2~申請年7/1) | 運転者の3割以上 |
② | 5年間又3年間 | 3年以上無事故無違反であるもの | 過去3年間()申請前年7/2~申請年7/1 | 選任運転者の全員 |
③ | 1年間 | 1年以上無事故無違反であるもの | 過去1年間(申請前年7/2~申請年7/1) | 選任運転者の全員 |
運転記録証明の期間と証明書の発行期間があるのでチョットややこしいです。
要するに、何年間の運転記録を何時取り寄せたか、です。
私的には、①の3年間の運転記録証明書を申請年の前1年間の間に取り寄せたほうが良いのではないでしょうか。
また、この運転記録証明は各地区のトラック協会の助成金対象となっていますので一度確認してみて下さい。
どの様な資料を作成したら良いのか
資料作成にあたっては「運転記録証明書」、「SDカード」、「無事故、無違反証明書」のいずれかでも良いのですが、
全日本トラック協会から引用
運転記録証明を資料として提出したほうが良いです。
何故なら、上の図のように備考欄が運転記録証明書にはあります。(赤枠)
ここの自認項目でもある、個別指導に活用しているです。
この備考欄に指導した内容、指導した人、指導された人の確認の証を添えなければいけません。
実際、私も以前、提出前の「事前相談」の時に指摘された部分でも有ります。
気をつけること
先にも触れましたが、運転者の中には、個人情報を外へ出すことを望まない人もいます。
必ず、資料提出の際、「Gマーク申請」に使用するけど良いかの確認をとらなければいけません。
私が判断基準の中で①を勧めたのは②と③は選任運転者の全員と有ります。
運転者の中で1人でも個人情報をためらう人がいれば全員では無くなってしまうからです。
まとめ
この自認項目は選任運転者の「運転記録証明書」を取り寄せて指導した結果を添えて出せば2点が加点となります。
実際、この「運転記録証明書」を取り寄せると案外、信号無視や一時停止といった違反がある運転者がいたりします。
まあ、会社に報告の義務が無いので仕方ありませんけど、
管理者はGマークの申請時だけで無く、年1回くらいは「運転記録証明書」を取り寄せてはどうでしょうか。
- チェックリスト
- 運転記録証明書のコピー (指導内容、指導者、指導された人の証)