会社でおこなっている会議には役員会議や、リーダー会議などいろいろあります。
ここでは、役職員と運転者が事故防止についておこなった会議をさします。
Gマーク申請において、「安全に対する取組の積極性」の中には、○○で○○を○○をおこなっているなどの自認項目が多くあります。
ここでは事業所内で安全対策会議を定期的におこなっているです。
同じ様な自認項目があるので間違え無いようにしたい箇所です。
これから、どのような資料を作成したら良いかを説明していきます。
この自認項目の判断基準とは
この自認項目の求めるものは、Gマーク申請事業所(営業所)が主催して運転者と役職員が車両の交通事故防止について定期的に会議をおこなっているかを確認します。
車両事故防止が議題の内容なら大丈夫です。
基準となる期間は
Gマーク申請は申請の提出が開始する7月1日が基本日となっており、①か②のいずれかを満たしていれば加点対象になります。
②過去3年間(申請年の3年前7/2日~申請年7/1日)において毎年1回実施
どの様な資料を提出すれば良いのか
まず、会議の内容が車両の安全事故防止が議題にはいっていれば良いと言いましたが、できれば、会議の題名は統一したほうが良いでしょう。
なぜならば、この自認書が問いかけている中に定期的に実施していると有ります。
もし、1回目と2回目、3回目と会議の題名が変わってしまうと定期的のところに問題が発生する可能性が有ります。
そして会議内容が分かる以下の資料を添付しなければいけません。
実施日・場所・参加者(自筆)・会議の内容
・会議の資料の写し(コピー)
・当該事業所の出席者のところにカラーマーカーなどをする
・他の自認項目と同じものは対象外とする
・A4サイズに統一する
詳しくは、→全日本トラック協会
気をつけること
くどいようですが、安全対策に対する会議でなければいけません。よく間違われるのは、労災事故や荷物事故防止などの内容が多い会議は判断基準に達しない可能性が大きいです。
そして、Gマークを申請する事業所(営業所)が主催でなければいけません。
なぜならば、事業所内でとなっています。
逆に他の営業所の運転者などが入っても問題ありません。
間違いやすいのは、本社や親会社がおこなう安全会議があります。これに当該事業所の運転者を出席させ、議事録や会議内容の資料をいただき、名簿のところにカラーマーカーをする。
かんたんで賢い方法ですがアウトです。
また、事業所内で小グループに分けておこなっても内容が同じなら1回とみなされます。
まとめ
この自認項目は配点が3点と少し高めになっています。
ぜひ、加点したいところです。
気をつけるべきは、会議となっているところです。
法的に定められている安全教育12項目は会議ではなく、研修の部類になります。
っと思われるのも当然です。
そんな事業主の方はこの教育12項目を会議にすれば良いのです。
要するに、講師が1人でしゃべるのでは無く、運転者にも活発な意見をだしてもらえば立派な会議になるという事です。
その場合、議事録にも運転者などが意見を言った内容が含まれていなければいけません。
いずれにしろ、せっかくの会議なので議事録をとっておくべきです。
- チェックリスト
- 会議の議事録
- 会議に使用した資料
コメント
いつも参考にさせていただいてます。
教育12項目を会議扱いにした場合、翌年の12か月も前年と同じ内容の会議になってしまっても問題ないのでしょうか?
読んで頂き有難うございます。
私の記事にも書いてある様に、安全教育12項目とは別と考えたほうが良いでしょう。何故なら、会議とは会社側、運転者側の双方が意見を出し合ってが会議となります。この辺りはトラ協会で私が指摘された箇所でもあります。よって、自社内の安全会議を前年の7月から今年の6月末で行った会議(あくまで安全に対する会議、労災関係NG)を提出(2回分)したら良いのではないでしょうか。