Gマークを所得するにあったって早くからは3年前から下準備が必要です。
出来れば早くから準備したほうが良いのですが、「安全性に対する取組の積極性」の判断では提出資料の中に、
①過去1年間(2020年7月2日~2021年7月1日)において2回以上実施
②過去3年間(2018年7月2日~2021年7月1日)において毎年1回実施
とあり、①か②のいずれを満たした状況が確認できれば加点の対象とします。
そうですね!出来れば7月が基本の月になりのでこの月から準備を開始すると良いでしょう。
では、これから説明します。
言っておきますが、一夜つけでは無理ですよ!
目次
- Gマーク申請前に11項目をおこなっていなければいけない
- 1 事故防止対策マニュアル等を活用している
- 2 事業所内で安全対策会議を定期的に実施している
- 3 荷主企業、協力会社又は下請け会社と安全対策会議を定期的に実施している
- 4 自社内独自の運転者研修会等を実施している
- 5 外部の研修期間・研修会へ運転者などを派遣している
- 6 特定の運転者以外にも適正診断を計画的に受診させている
- 7 安全運行につながる省エネ運転を実施し、その結果に基づき、個別の指導教育を実施している
- 8 定期的に「運転記録証明書」を取り寄せ、個別に指導している
- 9 グリーン経営認証やISO9000又14000を所得している
- 10 過去に行政、外部機関、トラック協会から輸送の安全に関する表彰を受けたことが有る
- 11健康起因の事故防止対策や安全に関する自主的、積極的、先進的な高度な取り組みを実施している
- まとめ
Gマーク申請前に11項目をおこなっていなければいけない
まず、「安全性に対する取組の積極性」というのがあります。
これらは、申請しようとしている事業所が自社の運転者に対して安全に対する教育をいかに行っているかの判断材料となってきます。
また、会社全体で安全に対する取組や運転者の健康起因に対する管理も問われてきます。
年間を通して計画を立てて行えば大丈夫です。
そして必ず記録を保存しておかなければいけません。
1 事故防止対策マニュアル等を活用している
運転者に対して事故防止の教育を年間をとおしておこなっているかの判断材料となります。「事業用トラックドライバー研修テキスト」を活用しているか、自社で作成したものでもどちらかでもよい。
2 事業所内で安全対策会議を定期的に実施している
申請をする営業所内で安全に対するミーティングや会議を年2回行い、その議事録、等を保存しておく
3 荷主企業、協力会社又は下請け会社と安全対策会議を定期的に実施している
荷主及び、下請け会社と交通事故防止についての会議を行っているかの判断になります。
研修などのは除外されます。
4 自社内独自の運転者研修会等を実施している
自社内で事故防止にたずさわる担当者か外部の講師を招いておこなっているか。
講習内容は事故防止に係る安全な輸送、車両点検、省エネ、タイヤ特性などについての教育内容です。
5 外部の研修期間・研修会へ運転者などを派遣している
自社以外の外部の研修機関で交通事故防止に関する研修を受けさせているか
6 特定の運転者以外にも適正診断を計画的に受診させている
自動車事故対策機構(NASVA)などの適正診断を受けさせているか
7 安全運行につながる省エネ運転を実施し、その結果に基づき、個別の指導教育を実施している
運転者に対して省エネに対する教育をしているか、例えばデジタコの個別の指導結果や燃費の統計など
8 定期的に「運転記録証明書」を取り寄せ、個別に指導している
自動車安全運転センターが発行する「運転記録証明」を取り寄せているか
9 グリーン経営認証やISO9000又14000を所得している
申請事業所か会社全体がグリーン経営認証かISO9000か14000を取得しているか
10 過去に行政、外部機関、トラック協会から輸送の安全に関する表彰を受けたことが有る
申請する事業所が交通事故防止に関する公的な表彰を受けたことの有無
11健康起因の事故防止対策や安全に関する自主的、積極的、先進的な高度な取り組みを実施している
運転者に対して健康に対する高度な取り組みか車両に安全に対する先進の装置がそなえ付けられているか、
また、自社内で無事故表彰などの制度がある場合はその資料
まとめ
いかがでしたか、1年を通してこれだけの社内外の安全に対する会議や研修をおこなわなくてはなりません。
社外の研修は各地区のトラック協会のホームページを見ると研修日が載っていますので参考にすると良いです。
この時期、新型コロナなどの影響で研修が中止になってりすることもあり得ます。必ず申し込み時の用紙を保存しておくことが望ましいです。
外部の講師を迎えて行う講習はトラックメーカーや保険業務に頼むと専門の講師を無料で派遣してもらえるので利用したいものです。
とにかく、1年をとおして計画をたてておこなわなくてはいけません。
そして必ず議事録や自筆の署名をとり、記録写真を撮っておくことも忘れずに。