「安全に対する取組の積極性」の評価項目は自社のドライバーや管理者へ研修や教育をおこなっているかを評価します。
11の自認項目に分かれており、判断基準に適合しているものは加点対象となります。
申請方式ではA・C・Dの特例申請を選んだ場合は免除され、前回の申請時の評価点を引き継ぐことが出来ます。
しかし、この特例申請も2回連続で選択することが出来ません。
ハッキリ言って、評価点は21点と3つある項目の中では一番低い点数ですが、Gマークの申請において一番時間を要する評価項目です。
ここでは簡単に説明しますので各、項目の資料の作成方法はボックスをクリックして下さい。
目次
- 「安全性に対する取組の積極性」の判断基準とは
- 1 事故防止マニュアル等を活用している
- 2 事業所内で安全対策会議を定期的に実施している
- 3 荷主企業、協力会社又は下請け会社との安全対策会議を定期的に実施している
- 4 自社独自の運転者研修会等を実施している
- 5 外部の研修機関・研修会へ運転者などを派遣している
- 6 特定の運転者以外にも適正診断を計画的に受診させている
- 7 安全運行につながる省エネ運転実施し、その結果に基き、個別指導教育を実施している
- 8 定期的に「運転記録証明書」を取り寄せ、事故、違反実態を把握して、個別指導に活用している
- 9 グリーン経営認証やISOを取得している
- 10 過去に行政、外部機関、トラック協会から、安全に関する表彰を受けたことがある
- 11 健康起因事故防止対策等輸送の安全性に関する自主的、積極的、独創的、先進的又は高度な取組実施している
- まとめ
「安全性に対する取組の積極性」の判断基準とは
自認項目は11項目あり、評価の配点は21点で、基準点数が12点となっています。
1 事故防止マニュアル等を活用している
配点は2点です。
輸送の安全に関わる事故防止をどのようなマニュアルで教育しているかを判断します。
2 事業所内で安全対策会議を定期的に実施している
配点は3点です。
事業所内で選任運転者等を対象に交通事故防止などの安全対策会議や小グループでの安全活動などを定期的におこなっているか判断します。
3 荷主企業、協力会社又は下請け会社との安全対策会議を定期的に実施している
配点は 2点です。
安全運行の確保や、交通事故防止に関係する安全対策会議を自社以外の会社とおこなっているかを判断します。
4 自社独自の運転者研修会等を実施している
配点 3点です。
自社内で事故防止担当者や外部講習者を招いて交通事故防止や、車両点検、省エネ運転などに対する講習会を開催しているかを評価します。
5 外部の研修機関・研修会へ運転者などを派遣している
配点 2点です。
自社以外の外部研修機関へ運転者等を研修させているかを評価します。
6 特定の運転者以外にも適正診断を計画的に受診させている
配点 2点です。
初任診断や高齢者診断、特例診断以外の運転者にも適正診断を受けさせているかを評価します。
7 安全運行につながる省エネ運転実施し、その結果に基き、個別指導教育を実施している
配点 1点です。
デジタコや年費記録などで省エネ運転や事故防止などを運転者に個別に指導しているかを評価します。
8 定期的に「運転記録証明書」を取り寄せ、事故、違反実態を把握して、個別指導に活用している
配点 2点です。
定期的に運転記録証明を取り寄せ、運転者の個別の指導をおこなっているかを評価します。
9 グリーン経営認証やISOを取得している
配点 1点です。
会社全体及び、事業所でISOを取得しているかを評価します。
10 過去に行政、外部機関、トラック協会から、安全に関する表彰を受けたことがある
配点 1点です。
交通事故防止に関する公的な表彰を受けたことがあるかを評価します
11 健康起因事故防止対策等輸送の安全性に関する自主的、積極的、独創的、先進的又は高度な取組実施している
配点は2点です。
運転者の健康や健康起因に対する安全装置などの先進性な取組などを評価します。
まとめ
安全性に対する取組の積極性の項目は提出資料がたくさんあって、出来れば避けて通りたい箇所でもあります。
正直、この部分を特例申請で除外すれば「Gマーク申請」は申請書を書くだけで済むといっても言い過ぎではありません。
しかし、私的には毎回、通常申請のほうが、たしかに手間はかかるものの次回の申請がスムーズに進むメリットがあります。
この、安全性に対する取組の積極性の項目は日ごろから計画的におこなっていないと申請間際ではかなりハードルが高い箇所でもあります。