Gマークをすでに所得している事業所でも有効期限があります。
新規取得では2年、1回目の更新では3年、2回目以降では4年となっています。
更新の年の4月ころになると全日本トラック協会からGマークの更新案内のハガキが当該事業所に送られてきます。
この際、更新方法の案内やネット申請をする際のログインID、パスワード等が記載されているので、紛失しないようにしなければいけません。
申請の準備が整い、これからGマークの申請から認定までの流れを説明したと思います。
まず申請にあたって注意事項があります。
目次
Gマークを申請できない事業所とは
申請資格とは、一般貨物自動車運送事業所及び、特定貨物自動車運送事業所に認可された事業所、営業所となります。
営業所に認可されている場合は各、営業所ごとの申請になります。
そして、申請する年の7月1日現在で以下の項目の全てを満たしている事業所になります。
②申請時点で配置する事業用自動車(営業ナンバー車)が5台以上あること
③不正申請などにより、申請の却下または評価の取り消しを受けた事業所は却下及び、取り消し後から2年を経過していること
④不正申請により認定の取り消しを受けた事業所は取り消し後から2年を経過していること
⑤認定書、認定マークの偽造、や変更など不正が確認された場合、3年が経過していること
⑥行政処分から3年以上たっていること
もし、該当する事業所は申請を受理されても「評価中止」となってしまうので注意が必要です。
Gマークの申請書類はどこで仕入れるのか
Gマークを申請する場合の申請書はインターネットと、申請用紙の入手と二とおり有ります。
1 インターネットによる入手
4月中過ぎになると、全日本トラック協会のホームページにお知らせなどで公表されます。
手順は
①全日本トラック協会のホームページを開く
②認定を目指す皆様へをタップ
③申請のご案内をタップ
④申請書作成システムをタップ
⑤申請書作成システムで申請書を作成
そんな人には申請案内説明動画をタップすれば詳しく教えてくれます。
2 紙媒体のよる頒布
複写式の申請用紙は所在する都道府県のトラック協会で入手して下さい。
頒布開始は大体、毎年、5月のはじめころです。
全日本トラック協会のホームページを参考にして下さい。
Gマークの申請にあたっての説明会があるってホント?
毎年、5月ころになるとGマーク申請をおこなう事業所に対して説明会があります。
各地区のトラック協会が主催する説明会です。
毎年、少しづつ変更箇所などの説明があります。会場も数箇所用意されており、開催日もまちまちなので都合の良い日が選べます。
Gマークを取得する際の評価項目とは?
Gマークを認定するのは、「全日本トラック協会」の安全性評価委員会が申請を出された事業所が「安全性優良事業所」にあたいするか判断しています。
そして、その判断のもととなるのが、
※巡回指導の結果
② 事故や違反の状況 (配点40点) (基準点数21点)
③ 安全性に対る取組の積極性 (配点21点) (基準点数12点)
っとなっており、①~③の評価点数の合計点が80点以上あり、かつ、各、評価項目が基準点数以上ないと認定されません。
巡回指導の結果や事故、法令違反などがあるとアウトになる可能性があります。
Gマークの申請方法にA~E方式って何?
Gマークを申請するにあたって、申請方式を選ぶことが出来ます。
初めての事業所はA方式(通常申請)、更新の事業所はB~E方式(特例申請)を選ぶことが出来ます。
もう一度言いますけど、初回の事業所はAしか選べません、
更新の事業所は前回の申請時の配点によって申請方式を選ぶことが出来ます。
この表を見ると、「2 事故や違反の状況」については新規、更新を希望する事業所すべてを対象に評価をおこないます。他の「1 安全に対する法令の遵守状況」と「3 安全性に対する取組の積極性」の項目は評価の有無を選ぶことが出来ます。
ただし、2回連続して特例申請を選択することができません。
前回の評価の点数を今回の点数に当てはめて添付書類書類を省略することができます。
詳しく説明すると、「3の安全性に対する取組の積極性」が申請するにあたって一番手間のかかる作業になります。
前回、この安全性に対する取組の積極性の評価点が高ければそのまま今回も特例申請でB・E方式を選ぶことができます。
Gマーク申請を出す前の事前相談とは?
事前相談がおこなわれている期間は毎年6月の中から約、2週間くらいです。
正確な日時は説明会で知らせてくれます。
注意しなくてはいけないのは、この事前相談には申請書類がほぼ完成していないといけません。
また、各、都道府県のトラック協会への予約制となっています。☎
Gマークの申請書を出すには
お疲れ様でした。
受付期間は毎年、7月1日から7月14日となっています。(土、日を除く)
申請書の提出は原則、各、地方のトラック協会の窓口ですが、コロナの影響から郵送も認めています。(郵送の場合、締め切り期限あり)
複写式の申請用紙の場合は申請書実費を振り込む必要があります。
郵便局にて発行される「振替払込請求書兼受領書」をA4用紙にコピーして申請書と一緒に提出します。
Gマーク申請書提出後に巡回指導がくる
申請書を提出が完了すると巡回指導がやってきます。
各地区の適正化事業指導員(トラック協会)が事前に連絡があり、提出書類を揃えておく必要があります。
この巡回指導の結果が「安全性に対する法令の遵守状況」の評価点(配点40)となり基準の32点を下回ると認定されません。
また、指摘された要件の改善がなされない場合も認定されません。
Gマーク評価結果の通知
12月の中ごろになると安全性優良事業所の公表があります。
公表方法は全日本トラック協会のホームページで事業所名、住所、電話番号の公表がなされます。
同じく、評価結果の通知書が簡易書留で発送されます。
認定、おめでとうございました。